佛心宗

The Heart of Buddha

 コロナパンデミックをはじめとする、世界的なカオスを強かに生きるため、令和元年に大愚和尚が提唱した、新時代の「仏教」です。

 仏教は決して古びた、時代遅れの教えではありません。ブッダの教えは、ブッダの死後2500年の時を超えて、今なお燦然と輝きを放っています。混沌の世界にあって、強かに、しなやかに生きる道標となります。

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Our Vision

 仏教を産んだインドでは、仏教は衰退してしまいました。仏教国であるスリランカでは、国が経済破綻しました。ミャンマーでは、軍の暴走によって多数の僧侶が殺害されました。タイで は、僧侶が起こした事件や肥満が大きな問題となっています。日本では、仏教が多様な宗派に枝別れして形骸化し、超少子高齢化の流れにのまれて、衰退しつつあります。

 佛心宗は決して、これらを批判したり、嘆いたりするものではありません。

 また、従来の仏教の歴史や流派、宗派を否定するものでもありません。

 ただ、現代社会の実情を正面から見据え、未来を先見した上で、「文化」的な違いを超えて、ブッダの教えの本質、「真理」に立ち戻ることを提唱したのです。

仏教は神様の教えではありません。

 人間であるお釈迦さまがブッダ(真理に目覚めた人)となり、人間である弟子たちもまたブッダ(真理に目覚めた人)となれるよう導いた、人間の教えです。

 けれども人間は、どこまでも「文化的」な生き物です。

 「文化」とは、ある集団の中で共有されている信条、価値観、行動のことです。言語や衣食住にまつわる習慣、役割、対人関係についての信条などが文化です。

 そして「文化」は、その集団が置かれた環境によって、状況によって、生まれ、育ち、変化します。

 同じ仏教でも、所変われば、どのような経典を重視するか、どのような衣装を着るか、どのような礼拝の仕方をするか、どのような一日を送るか、どのよう に儀式を行うかなどは、それぞれによって違います。

 どれがいい、何が正しいということはなく、それが「文化」です。

 同じ小麦粉が、中国では麺や饅頭になり、インドではナンとなり、イタリアではパスタとなり、フランスではパンとなる。  それが「文化」です。

 一方「真理」とは、時代が変わっても、場所が変わっても変わらない原則(法則)のこと。

 ブッダの教えは、原則です。

 「文化」の違いは、人間として自然なこと。

環境の変化、時代の変化、社会情勢の変化によって、どんどん変わる。
だからその違いを批判したり、違いによって衝突するのではなく、楽しめばいい。
 

 けれどもブッダの説かれた「真理」は変わらない。  

 「真理」を学び、実践していく求道の姿勢は、民族が違えど、国が違えど、言葉が違えど、宗派が違えど変わらない。

 ブッダの死後、2500年の時空を経て多様化してきた価値観や文化。

 激動の現代社会にあって、今私たちがなすべきことは、文化の違いを論ずることではない。

時空を超えて、仏教の「真理」に立ち戻ること。 

 ブッダは弟子たちに、「私の指を見るな。私が指さしているところを見よ」と説きました。

 「指」ではなく、その指が指しているところとは、どこか。

 それが「真理」です。  

 またブッダは弟子たちに、次のように説きました。

「比丘たちよ、旅立ちなさい、人々の利益と安穏のために、世界への同情のために、人間と神々に意義と利益と安楽をもたらすために」(律蔵大品)

 佛心宗の私たちは毎月、寺を出てこの旅に出ております。

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福厳寺 31代目住職

大愚 元勝 (たいぐ げんしょう)

佛心宗 大叢山福厳寺住職。(株)慈光マネジメント代表取締役。慈光グループ会長。佛心僧学院学長。

僧名「大愚」は、大バカ者=何にもとらわれない自由な境地に達した者の意。駒澤大学、曹洞宗大本山總持寺を経て、愛知学院大学大学院にて文学修士を取得。僧侶、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と5つの顔を持ち、「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。

愛知県小牧市に540年の歴史を誇る禅寺、福厳寺の弟子として育つ。3歳で経を習い5歳で葬儀デビュー、10歳で僧籍を取得するも、厳しい師匠や堅苦しいしきたり、「お寺の子」と噂される重圧に反発して寺を飛び出す。

32歳で起業。慈悲心を具現化したいと、複数の事業を立ち上げて軌道に乗せる。社員教育は人間教育であることを実感し、40歳を目前に寺に戻ることを決意。事業を後進に引き継ぎ、インドから日本に到るまでの仏教伝道ルートをはじめとする世界23カ国を遊行し、現代における寺や僧侶のあり方を問う。

平成27年に福厳寺31代住職に就任。令和元年には、仏教の本質に立ち返って「慈悲心、知恵、仏性を育む」ことを宗旨とする佛心宗を興し、従来の慣習や常識にとらわれない、会員制寺院として新たなスタートを切る。

現在は、住職としての職務のほか、内弟子僧侶の育成、仏教の教えを体感で学ぶ「大愚道場」、インターネットを通じて「仏教の本質と実生活への応用」を学ぶことができる「佛心僧学院」、心技体を備えた次世代の経営者を育成する「仏教経営マンダラ研究会」を開催するなど、様々な切り口から仏教を伝えている。

今後は、人口減少、少子高齢化によって消滅しつつある地方寺院の復興モデルとして、「テンプルステイ」や「寺町構想」を計画。「人づくリ、生きがいづくり、町づくり」をテーマに、「心も生活も豊かな、小さくとも美しい寺町を作ろう」と提案する「寺町構想」には、国内外の経営者から関心が集まっている。また、過食、拒食、リストカットを繰り返す少女の母親からの相談をきっかけに始めた、動画配信サービスYouTubeでのお悩み相談番組、『大愚和尚の一問一答』には、連日多くのお悩みが届き、反響を得ている。